琴庄神楽団『土蜘蛛』

水曜定期公演2025年度最終回。
クリスマスイブに人気神楽団に人気演目やってもらうなんて
運営からのクリスマスプレゼントとしか思えんね
当たり前ですがくっっっっっそ混んでました。
開場18時なのに17時時点で入場待機列が長蛇。

この白い糸手蜘蛛(てくも)というそうです)は妖術のエフェクトを表してることが多いんですけど、
蜘蛛の妖術の描写なので「土蜘蛛」でだけは土蜘蛛が撃つ実際の妖術そのまんまに近いのが
なんかおもろいなと昔から思っています。

面つけるとこ見て!!!!!!
めちゃめちゃかっこいいけどやってることはダイナミック敗走です。後ろ砂掛けて脱兎しとるだけや

鬼がやるこの首をカクッカクッて動かす見得(「()を切る」というそうです)好き

肩切りを開く瞬間は芸北神楽の中でも特に好きなところなので何度でも取り上げます。

一番は肩のボタン外して内側の模様があらわになる瞬間なんだけど、
このスピンの向きを変えるためにブレーキ踏んだ時に遠心力で布が翻るとこもめっちゃ好き

味方をぶった斬ってるように見えるのは、味方の体にまとわりついた蜘蛛妖術を刀の力で払(祓)ってるところです。
蜘蛛特攻持ちの武器なので…

しょっぱな画面揺れ注意
この動画の43秒大太鼓さんの「おいさー!!」って掛け声から始まるビートが全編で一番アチィところで私のテンションと魂が毎度沸騰するところです。
現地で聞くと大太鼓の音が自分のハラワタに響いてるのが体感できて脳汁ドパドパよ
超速スピンの最高速度も大抵この辺から出る。まさに最高潮(クライマックス)

土蜘蛛って頼光四天王の中から2人くらいが討伐に向かうことが多いんですけど
今回は年度最終回のクリスマススペシャルだからなのか
豪華に四天王総出撃してるので絵になるシーンが多かった!

下2つの動画、上のほうのヒーローのセリフは多分「汝いかなる妖術を使えども これなる蜘蛛切丸の名刀をもって 汝の蜘蛛をば 切り捌かん」で、
現代語訳すると「お前がどんな妖術を使おうと、この名刀「蜘蛛切丸」でお前の蜘蛛妖術を切り刻んでやる!!」になると思うんだけど、
後ろの英字幕では「お前は勝ったつもりだろうが…この聖剣はお前の闇魔法より強いぜ!!」みたいなこと書いてあるし、
こっちの動画の会話は「我が妖術敵わじか(俺の力じゃダメだったか…)」「いや いかにも(ああそうだ)」「無念なり(チクショー…ッ)」で
字幕は「(蜘蛛魔王:)こんなとこで終われねえ…まだ…まだ終わってねえぞ…!!!!!」だから
結構がっつり意訳してるんだなって感じ。
前者はともかく後者は、負けを認めてるか認めてないかっていうデカめの差異が個人的にウーン…
今回は違ったんだけど、芸北神楽のお決まりのパターンで
終盤にヴィランが自分の負け確を認めるセリフ(今回だと「我が妖術敵わじか 無念なり」)を言って、
続けて「かくなる上は是非もなし 我が命ある限り 汝ら 悩まさん(こうなったらしょうがねえ、せめてこの命尽きるまでてめぇらを苦しめてやる)」
っつってクライマックスに入るっていうのがある。
悪あがきといえば悪あがきなんだけど、黙って負けてなんかやらねえ・一矢報いてやるっていう気概があって私は大好きなんだけど、
この英字幕だとその気概が全然なくて自分の実力差も戦況も読めずにダダこねるザコみたいで嫌だ…
秋からバカ忙しくて帰りに神楽見に寄る暇なんかなくて、
買った6回分の回数券も使い切れるか危うかったが
どうにかこうにか最終回で6回目まで使い切れた…
来年度は広島におらんかもしれん これが人生最後の現場かもしれん
そういう状況だったので良いクリスマスプレゼントを頂きました
見終わったあと立ち飲みの居酒屋に寄ったんだが、
隣に来たインド人観光客のお姉さんと色々おしゃべりして楽しかった。
異文化交流だ